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あったかホール動物調査 結果報告!
以前のブログで、あったかホール敷地内の動物調査を行っていると紹介しましたが、今回はその結果をご報告します。 生きものがかりの子供たちと、動物を撮影するためのカメラ(センサーカメラ)をあったかホールの池に設置し、訪れる動物を撮影。2週間後に回収し、どんな動物が何回撮影されたかを記録しました。 その結果がこちらです! 撮影された回数 カルガモ60回 キジバト6回 アオサギ1回 コサギ2回(計3羽) ハシボソガラス4回 ネコ1回 アライグマ5回 カルガモが一番の常連ですね。毎日複数羽で池に訪れています。 キジバトとハシボソガラスは主に水飲みや水浴びに訪れたのでしょうか。 コサギとアオサギは、池の中の魚やザリガニが目当てですね。 夜間には池の中を手探りでごそごそしているアライグマも撮影されました。 アライグマは北米原産の特定外来種です。あまり数が増えてしまうとタヌキや他の野生動物にも悪影響があるので気になるところです。 今回の調査では、あったかホールの池を様々な動物が利用していることが分かりました。今後も池の環境を整え生物多様性を高めていくことで、さらに
展示室 生き物
4 日前読了時間: 2分


日本にもいる大型ゴキブリ!
先々週のブログでは、巨大なマダガスカルゴキブリを紹介しましたが、実は日本にも同じ仲間のゴキブリが生息しています。それが、オオゴキブリです! (立て続けにゴキブリネタですみません・・・) 体長は約4㎝で本州最大のゴキブリです。マダガスカルゴキブリと比べるとサイズでは劣りますが、分類的には同じオオゴキブリ科に属すゴキブリです。八王子市内にも生息していて、丘陵地や山地の自然が豊かな林(特にスダジイなど照葉樹の林)で見つけることができます。地面に倒れた朽木の中に穴を掘って潜りこみ、朽木や落ち葉などを食べて暮らしています。 オオゴキブリの暮らす多摩丘陵の鎮守の森 黒光りする見た目は、家の中に暮らすクロゴキブリと似ていると思われるかもしれませんが、全身を覆う硬い甲殻やトゲトゲの脚は、カブトムシのような甲虫を思わせるカッコよさがあります。クロゴキブリは、素早く走り回り不意に飛び立つその逃げ足で嫌われますが、オオゴキブリはどっしりと構えた重厚さがあります。翅もありますが仲間にかじられて欠けていることが多く、ほとんど飛ぶことはできません。 日本には約60種類のゴキ
展示室 生き物
11月26日読了時間: 2分


あったかホール 動物調査実施中
あったかホールは浅川に面しており、敷地内にも池や樹林があることから様々な生きものが暮らしています。その中でも特に今年に入ってから、敷地内でのほ乳類の目撃や痕跡の発見が相次いでいます。そこで、敷地内に動物を撮影するためのカメラ(センサーカメラ)を設置して、どんな動物が暮らしているのか調査を行っています! 池の畔に残されたアライグマの足跡 これまでに目撃情報や足跡などの痕跡を見つけている動物は、イタチ、タヌキ、アライグマです。生きものがかりの子供たちと、カメラの設置や写真の解析などを行っていますので、結果が出たらまたご報告します。 動物の目撃情報もありましたら、ぜひお知らせください! センサーカメラの設置 撮影されたアライグマ
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11月19日読了時間: 1分


"闘う"ゴキブリって?
みなさんは、マダガスカルゴキブリというゴキブリを知っていますか? マダガスカルゴキブリは、アフリカ大陸の南東に位置するマダガスカル島という島に生息するゴキブリです。そんなゴキブリのもつ最大の特徴は、大きくてプリッとしたゆるい見た目だと思います。実際に見てみると、最初はその大きさに圧倒されます。しかし案外、しばらく見ていると彼ら/彼女らが、何とも言えない不思議な魅力をもっていることが実感できると思います。 マダガスカルゴキブリのもつ魅力とは何でしょうか? まずは、丸みのあるシルエットがかわいいです。マダガスカルゴキブリは手のひらを軽く覆うほどのサイズをもち、翅はなく、動きもそこまで速くありません。そのため、写真のように手に取ってじっくり眺めることができます。家に出るゴキブリのように飛んだり、素早くツルツルの壁を登ることもないので、安心して扱えます。また、ペットとして飼いやすいためか飼育用としてよく流通しているようです。 さらに、マダガスカルゴキブリのオスは胸部に一対のツノをもつことが知られています。このツノは、オス同士の闘いの場面で武器として使われ
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11月12日読了時間: 2分


キタスナヤツメ変態する
めだかルームの渓流水槽では、キタスナヤツメという魚を飼育しています。ヤツメウナギという魚の仲間ですが、ウナギとは全く違う種類です。 5月に展示を開始した時の写真 5月から展示していますが、これまでほとんど砂の中に潜っていて、あまり姿を見ることができませんでした。それが10月になって、砂の外に出てくるようになったのです! 変化はそれだけではありません。下の写真は、5月と10月の顔の写真です。 何かが変わったのが分かりますか?? 答えは、目ができたことです! 5月の写真ではどこが目か分かりませんが、10月の写真ではくりくりした目があるのが分かりますでしょうか。 実はスナヤツメの仲間は、子供(アンモシーテス幼生)のころには目が無いのです。 子供の間は、まるでミミズのように水底の砂の中に潜り、細かい有機物を食べながら3年かけて成長します。そして、大人になると変態(姿形を変えること)して、目ができてヒレも発達。ついに水の中を自由に泳げるようになるのです!しかしその代わりに、消化管が退化して食べ物は食べられなくなってしまいます・・・。 ではせっかく目ができて
展示室 生き物
11月5日読了時間: 2分


水中の「チョウ」
「チョウ」と言えば、きれいな羽で花から花へひらひらと飛びまわる昆虫の蝶を思い浮かべますが、実は水の中にも「チョウ」と呼ばれる生きものがいます。 それがこちらです。 蝶とは似てもつかない、平べったい円盤状の生きものです。魚のエイに似ていると思うのは私だけでしょうか?先日飼育しているオイカワの背中に2匹くっついているのを発見しました。 チョウは淡水魚に寄生する甲殻類の仲間で、別名ウオジラミとも呼ばれます。魚の皮膚に針を刺して毒液を注入し、出血した血を吸って生きています。なので大量に寄生されると、魚が弱ってしまうことがあるのです。 裏側から見ると、顔の下に二つ丸い形状のものがあるのが分かりますでしょうか。ここが吸盤になっていて、魚の体表にしっかりとくっつくことができます。 また、オイカワから剥がしたチョウを観察してみると、泳ぐのも得意だということが分かりました。体の下にある複数の足をひらひら動かして、素早く泳ぎまわることができます。時には寄生した魚から別の魚へと、泳いで移動することもあるそうです。 観察してみると、ちょこまか泳ぎ回る姿は意外とかわいいで
展示室 生き物
10月29日読了時間: 2分


生きものがかりコーナー展示中!
生きもの展示室では、子供たちと一緒に展示室を作り上げていくために「生きものがかり」という活動を行っています。毎週活動を行っていて、生きもののお世話や展示づくり、あったかホールの中の生きもの調査など様々なミッションをこなしていくと、正式に「生きものがかり」に認定されます。...
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10月14日読了時間: 1分


あったかホールにハヤブサ飛来
今日の朝、あったかホールの隣に建つNTT東日本の赤白鉄塔のてっぺんに、ハヤブサがとまっていました!浅川上空を二羽のハヤブサが飛んでいて、そのうちの一羽が鉄塔にとまりました。大きさはカラスぐらいですが、するどい爪とくちばし、白黒の模様がカッコいいですね。...
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10月12日読了時間: 2分
八王子市北野環境学習センター(あったかホール)3F
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