
日当たりのよい、草原や田畑・道路わき・土手など身近な場所で見られますね。
「つくし」は「スギナ」という植物の一部分であり、早春に芽を出す胞子茎のことです。
ワラビやゼンマイなどと同じシダ植物の仲間なので、種子を作らず、胞子によって繁殖します。その胞子を飛ばすための胞子茎が「つくし」です。
つくしはなんと1日で約1㎝のペースでぐんぐん成長し、10~15㎝の長さに達すると
「胞子のう」という六角形のタイルのような頭の部分から、青緑色の胞子をいっせいに飛ばし、すべて飛ばし尽くすと役目を終えて枯れてしまいます。
つくしは野草ですが、ワラビやゼンマイなどの山菜として食べることもできます。季節限定春の味覚を楽しむのもいいかもしれません。