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質問コーナー

生きもの展示室の「質問コーナー」にお寄せいただいた

皆様からの生きものについての?をお答えします。

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昆虫類

昆虫の質問について、生きものアドバイザーがお答えします。

蝶のサナギについての質問です。
自宅で毎年キアゲハを卵から成虫になるまで育てているのですが、彼らがサナギになる場所は枝を入れても飼育ケースの蓋です。
場所を選んでサナギになっているのでしょうか?一度木に移そうとしても嫌がっていました。先代の子達がケースの蓋で羽化い成功したことを感じ取っているのでしょうか?
どうにか木の枝でサナギになってほしいものです、

毎年羽化させているとは、、、!

おそらくですが、飼育ケースがそれほど大きくないのではないでしょうか。
上に上に、、、と登っているうちに、蓋でサナギになってしまったのではないかな、、、

蝶々の幼虫は案外どこでもサナギになります。道路の壁でサナギになっているところを見たこともあります。

長めの枝を数本立てて入れても空間に余裕があるようなケースであれば、枝でサナギになってくれるかもしれません。それでも地面に降りて壁や天井でサナギになる個体もいると思います。

要するに、どこでもよくて、なんとなく「ここなら安定するかも」と感じたところでサナギになるのではないかと思います。

誤って落ちてしまうこともあります。

チョウチョは何できれい?

少し前に「なんでチョウチョのはねの色はきれいなの?」というしつももありました。

チョウチョは、羽をキレイにして目立たせることで、「自分はこんなに目立っているのに、敵にも食べられず、強いんだぞ!」というアピールのために、キレイだと言われています。

ただ、自分が観察していると別のことを考えています。これは個人の意見なのですが、「キラキラ飛ぶことで、外敵を惑わしている」のではないかということです。
チョウチョって、ふわふわ飛びますよね。
上にいったり下にいったり、きらきらしていて、ふわふわしていると、動きを予測して狙っているところにチョウチョがいないってことがよくあるんです。
なので、外敵に目立たせるということと同時に、実は逃げやすい ということが言えるのではないかな って考えています。

ちょうちょって名前をつけられたのは、なぜですか?

日本では、昔(平安時代くらい)に、ちょうちょうのことは、「てふてふ」と呼ばれていました。
このころ、外国語も入ってきて、外国語(古代中国語)の呼び方から、てふ→ちょう と変わっていったと言われています。
”ちょう” は、もともと、外国の発音だったんですねー

一番きれいなちょうちょは?

どのちょうちょを一番きれいだと思いましたか?
ひとによって、異なるかもしれませんね。

個人的には「ミヤマカラスアゲハ」の美しさにはとても驚きました。一件黒い地味なちょうにも見えますが、羽根をよく見ると複雑な色とキラキラが美しいと感じます。

世界的にもきれいなちょうちょは、モルフォ蝶に代表されるようなちょうちょかなと思います。キラッキラです。

ちょうちょはなぜさまざまなもようや色があるんですか?

いい質問ですね。
はっきりとして答えはないと思いますが、「生き残りやすさ」の結果がいまの蝶々の模様や色になっています。
「生き残りやすさ」というは、以下のポイントで決まってきます。

・外敵から見つけにくい色や模様:保護
・外敵を脅かすような色や模様:警戒
・外敵をだます・あざむく色や模様:保護&警戒
・メスの好みの色や模様:選択

などです。

どれか一つが正解ということではなく、いろいろな組み合わせで決まってきます。

どうしてちょうちょが棒でさしてあるんですか。
ダンゴムシは寝る時どうやって寝ているんですか?

蝶々が蛹になる時に、木の枝などに蛹になります。
それに近いようにするためですが、ほかにもいくつか理由があって
羽化するときに羽を広げるスペースがあることと足でつかまれる場所がしっかりとあることが大事です。
そのため、割り箸でそのような場所をつくっておいてあげています。

どうしてちょうちょは色んな大きさや色があるの?

ひょっとして生きもの展示室にある蝶々の標本を見て、そんな疑問を感じたのでしょうか?だとしたら、うれしいです。
少し前に「何でチョウはいろいろな色があるんですか?」という質問をもらいました。その時は「住んでいる場所や季節によって色が違ったりすることもあります。種類によって、好む色も違っていたります。生存競争の中で、いろいろな条件から、いまの蝶々たちの色になっていきました。」と回答しました。
また蝶々にも大きな蝶がいたり、小さな蝶もいたり、それぞれの特徴がみられます。それぞれの生きもの形や色は、生きるために有利な条件を示しています。大きな蝶々が生き残るのに有利な条件とはなんでしょうか。想像してみましょう
・大きくなることでカマキリや外敵に襲われにくい
・大きいとオスとメスが出会いやすい
などの理由があるかもしれないです。
あとは、大きな蝶々の羽根の模様なども比べてみるとなにか発見があるかもしれません。よく観察して、発見があったらぜひ教えてくださいね。

かぶと虫の中で一番強いのは何?

あんがい、日本のカブトムシは強いと思いますよ。
サイズこそ海外のカブトムシには負けますが、海外のカブトムシは、”はさむ”がメインなのに対し、日本のカブトムシは投げ飛ばします。
実際に戦わせたことはないので、わかりませんけど、、、w

ちょうちょのうんこはどんな色?

ちょうちょは花の蜜を吸いますね。なので、うんちというより、おしっこに近いです。「透明に近い黄色」という感じの色ですよ。
あと幼虫の時は葉っぱを食べているので、黒いコロコロしたうんちを出します。

チョウチョはなんで飛ぶんですか?

羽が大きくて、軽いので飛ぶことができます。
ふわふわと飛びながら、いろいろな花の蜜を吸いにいきますよ。

家にオオスカシバのさなぎが3匹いるのですが(プラスチックの虫かごにいます)、昨年秋頃土にもぐったきり出て来ていないのです。いつ出て来てくれるでしょうか?毎日待っています。

オオスカシバ!飼育・解説員のゆーたろー(ボク)も大好きです。あの見た目や生態で蛾の仲間というのも面白いですね。ボクはシーズン中のクチナシチェックは欠かせません。
なかなか羽化してこないとのこと。それがどれくらいの期間か質問票からはわかりませんが、産卵時期が早かったら秋までに羽化します。孵化が遅かったら春まで羽化しませんよ。だからきっともうすぐ羽化するのではと思います。忘れかけた時、突然羽化していますから、毎日の観察も欠かせません。羽化したては、まだ鱗粉がついていて翅は透明ではありません。それを観られるのはほんの一瞬です。保湿に注意しながら、もうちょっと待ってみたらいかがでしょうか?

チョウはなぜストローを持っているの?

蝶々のたべものはなんでしょう?花の蜜ですよね。
花の蜜は、花のどこにあるでしょうか?
花の形をよく見てみましょう。いろいろな形がありますが、奥のほうに蜜をもっている花がとても多いです。
花の奥の蜜を吸うのには、ストローがちょうどいいんですね。
カブトムシのようなブラシの口だと、花の蜜は吸えません。

せみのおしっこはどんな色ですか

せみのおしっこは元は樹液ですが、ほとんどが水で、透明です。おしっこというより、びっくりさせるために水をかけるかんじです。
ちょっとだけ薄い茶色の場合もあると思います。

家にオオスカシバのさなぎが3匹いるのですが(プラスチックの虫かごにいます)、昨年秋頃土にもぐったきり出て来ていないのです。いつ出て来てくれるでしょうか?毎日待っています。

オオスカシバ!飼育・解説員のゆーたろー(ボク)も大好きです。あの見た目や生態で蛾の仲間というのも面白いですね。ボクはシーズン中のクチナシチェックは欠かせません。
なかなか羽化してこないとのこと。それがどれくらいの期間か質問票からはわかりませんが、産卵時期が早かったら秋までに羽化します。孵化が遅かったら春まで羽化しませんよ。だからきっともうすぐ羽化するのではと思います。忘れかけた時、突然羽化していますから、毎日の観察も欠かせません。羽化したては、まだ鱗粉がついていて翅は透明ではありません。それを観られるのはほんの一瞬です。保湿に注意しながら、もうちょっと待ってみたらいかがでしょうか?

チョウはだいたい何年位生きるんですか?

蝶は卵から成虫になるまでも早く短命です。
卵から成虫まで早いとだいたい二か月
成虫になってからは2週間から一か月くらいです。

冬を蛹または幼虫で越冬するものもいますが、その場合はもう少し長いです。

世界(日本)で1番多い虫は何ですか?(魚や動物も)

虫の中でも一番多い種類は、「コウチュウ」です。コウチュウというとカブトムシなどの仲間ですね。
中でも多いのは、ゾウムシ。
どんぐりの中にいる、アイツです。

魚は、No221でもお答えした、マイワシ

動物はなんでしょうか・・・
おそらく、人類が一番多いのではないかなと思います。

カマキリは何匹子供が生まれるんですか。

だいたい100匹程度と言われていますが、条件がいいと300匹にもなることがあるそうです。
ただ、以前に数えたときは80匹もいなかったので、環境や栄養条件などでさまざまなのだと思います。

ハチは何で巣をつくるんですか。

幼虫を守り、育てるために巣をつくります。

ハチはカブトムシと違って、子育てをする昆虫ですね。

ちょうちょは何種類いるんですか?

日本には、蝶々の種類は約240種類と言われています。
地域や標高、環境によって、見られる種類も大きく違いますよ。

チョウはなんでサナギになるんですか?

昆虫の中でも完全変態という形態をとる昆虫のひとつです。
幼虫から成虫へ、大きく身体の構造を変えるために蛹になります。直接幼虫から成虫への身体の変化ができないため、蛹という工程を挟むことで、羽のない幼虫から羽のある成虫に変化できるようになるんですね。

不完全変態の昆虫は蛹にはなりません。そうした昆虫は、幼虫と成虫の身体がよく似ています。

かまきりのうんちはどんなですか

カミキリのうんちは小さくて黒いゴマのようなうんちをします。(創価大学 渡辺)

オオスカシバの成虫の行動範囲はどのくらいですか?

幼虫はそれほど行動範囲は広くないと思います。
オオスカシバは、クチナシ という草の葉っぱを主食としています。
クチナシが生えている範囲 と考えるといいかもしれません。

カマキリはどこにいますか?

バッタや蝶々などがよくいる、草原や雑木林にいますよ。

かまきりのあかちゃんはどれくらいで大きくなりますか?

たまごが孵化するのは、だいたい5~7月です。
そこから大きくなるのは、8~10月
つまり、3か月くらいですね。

生きもの展示室には、カマキリのたまごがあります。
もしかしたら、生まれる瞬間を見れるかもしれませんよ。

30年後、オオクワガタは増えていますか?

「野生」にという意味では、増えていないと思われます。
オオクワガタは人気の種類で、飼育方法も確率していることから、飼育されているオオクワガタとしては増えているかもしれません。
人工的に増やしたオオクワガタを野生に放してしまえば、増えるかもしれませんが、それは生態系の破壊行為になりますので、望ましいことではありません。

なぜチョウは集合体じゃないんですか。

集合体は「群れ」という意味としてお答えします。
群れになる意味は、集合することで、大きな一つの生きものに見せるという意味と、外敵に襲われても一定数生き残ることができる
という意味があります。

また、蝶々も群れになることはあります。
アサギマダラやオオカバマダラなどは群れになることがあります。
それは蜜や水辺のある場所が狭い場合や繁殖のためだと思われます。

虫はなんでこわいの?

虫をこわい と思うのは、とても自然なことです。
一部の虫には毒があったり、病気を持っていることが知られています。
そうしたことから、直感的に虫をこわいって感じることで、避けたり、距離を置くように、遺伝子が反応するそうです。
そうした反応が、生存戦略にも役立っているそうです。

ぼくは昆虫が大好きなので、たぶんぼくのような人間ばかりになってしまうと、虫の毒や病気によって、人間は絶滅してしまうかもしれません。

オオムラサキはどこで捕まえられますか?

少し前に「オオムラサキはどこで見ることができますか?」という質問をもらいました。

オオムラサキは植生の豊かな雑木林で見ることができます。
特にコナラ、クヌギのような樹液のでるような木と、幼虫が食べるエノキがないといけません。
八王子市内でもそうした雑木林はあります。
ただ、オオムラサキを見つけるのはとても運が良くないと難しいでしょう。
雑木林や里山のある公園で探してみてください。

何でチョウはいろいろな色があるんですか?

住んでいる場所や季節によって色が違ったりすることもあります。
種類によって、好む色も違っていたります。
生存競争の中で、いろいろな条件から、いまのチョウチョたちの色になっていきました。

もうひとつ、一枚の羽をとっても、いろんな色があります。
それは鱗粉が光を反射するときに微妙な角度の違いによって、色が変わるからです。
そのことを「構造色」と言います。
身近な物だと、CDの裏面が構造色です。
昆虫でいうとタマムシも同じように構造色でいろんな色に光っています。

チョウチョのはねはなぜ4枚なの?

チョウチョだけでなく、羽が四枚の昆虫たくさんいます。
トンボもそうですし、カブトムシも四枚です。
顔のほうについている羽と、お尻のほうについている羽で使い方が違います。
方向やバランス、速度など、四枚の羽をうまく使い分けているようです。
これは羽のうごきをスローモーションでみないとわかりません。
ときどきテレビで昆虫の飛ぶ様子をスローモーションで見れるものもあります。
Youtubeでも見れるかもしれません。四枚の羽の動きがどうなっているのか
それを見て、羽がどう役割分担しているのかを考えてみるのも面白いですね。

チョウチョは何で光らない?

「光る」というのはどういうことを言いますか?
ライトのように発光しているものは、ホタルのように光っていますね。
それは、夜の暗いときに行動する生きものだからです。

では、道路標識はどうでしょうか。灯りを充てると周りより明るく光っているように見えますね。
そういう意味では、チョウチョの羽根の鱗粉は光を反射しますので、光っていると言えるかもしれません。

チョウチョは昼間に行動する昆虫ですから、ホタルのように自分から光る必要もありません。
周りが明るいので、その光を利用して、キラキラしています。

なんでチョウチョのはねの色はきれいなの?

チョウチョは、羽をキレイにして目立たせることで、「自分はこんなに目立っているのに、敵にも食べられず、強いんだぞ!」というアピールのために、キレイだと言われています。

ただ、自分が観察していると別のことを考えています。これは個人の意見なのですが、「キラキラ飛ぶことで、外敵を惑わしている」のではないかということです。
チョウチョって、ふわふわ飛びますよね。
上にいったり下にいったり、きらきらしていて、ふわふわしていると、動きを予測して狙っているところにチョウチョがいないってことがよくあるんです。
なので、外敵に目立たせるということと同時に、実は逃げやすい ということが言えるのではないかな って考えています。

なんで「はち」は針を持っているの?
なんで空を飛ぶの?

ハチの針は、元々は産卵管です。
ハチは外敵から家族を守るために、働きバチの産卵管を毒針に進化させました。
なので、働きバチは全部女の子なのです。
オスは針を持っていません。

ハチは、大きな巣(家族)の食べ物を取ってこなければなりません。
そのため、蜜や虫を広い範囲で効率よく捕るために、遠くへ行く必要があるためですね。

クワガタ虫はたくさんの種類がいるのに、なぜカブトムシは1種類なのでしょうか?

「カブトムシ」という名前がついているのは、一般的なカブトムシは「ヤマトカブトムシ」です。ほかにも「サイカブト」「コカブト」などいくつか種類はいなくもありません。

ただ、実際は「クワガタムシ」に相当する種類は「コガネムシ」が正しく、カブトムシはコガネムシの一種と考えると、クワガタムシ同様に多様な種類がいます。

水カマキリは、どういうところにいるのですか?かえるんですか?教えてください。

タイコウチなどと近い環境にいます。
田んぼや池のような水が溜まっている場所で、
農薬などもあまり使われていないところにいることが多いです。

飼育もできます。エサは小さな魚(メダカなど)やオタマジャクシなどです。
ミズカマキリは、カメムシに近い仲間ですので、空を飛ぶことができます。
水槽にいれておいてもフタをしておかないと、どこかに行ってしまいますよ。

かぶとむしは何年生きますか?

だいたい1年くらい生きます。 その中でほとんどを幼虫で過ごし、みんなが知っている黒くってテカテカした成虫でいるのは夏の間だけで、長くて三ヶ月短くて1ヶ月です。

この辺り(八王子)でオオムラサキが見られそうな場所はありますか?
子供と見に行けるような(危なくなさそうな)ところがあるとよいのですが・・・

オオムラサキは植生の豊かな雑木林で見ることが出来ます。
特にコナラ、クヌギのような樹液のでるような木と、幼虫が食べるエノキがないといけません。
八王子市内でもそうした雑木林はあります。
ただ、オオムラサキを見つけるのはとても運が良くないと難しいでしょう。
雑木林や里山のある公園で探してみてください。

次は昆虫を見せてください。

がってんしょうちしました。

昆虫は展示する予定ですが、今回のオープニングでは、飼育環境の整備が追い付きませんでした。

今後は徐々に昆虫も増やしていきたいです。

虫をたべるとしたら何がおいしいですか。

昆虫食はいま注目をあつめていますが、日本では昔から食べる文化がありました。

よく食用になっているのは、イナゴや蜂の幼虫で、とてもおいしいです。
それらは、調理方法にもよります。

また、個人的においしいと思うのは、セミとカミキリムシの幼虫です。
セミはエビのような味がしますし、カミキリムシの幼虫は甘栗のような味です。

ダンゴムシは足が14本あるのはなぜ ?

ダンゴムシの足はなぜあんなにたくさんあるのでしょうか。 それは先祖を考えると分かってくるかもしれません。 ダンゴムシの先祖はなんと三葉虫(さんようちゅう)まで遡れます。 ダンゴムシは昔は海の生き物だったんですね。 海の中や 波打ち際のゴツゴツしたところでたくさんの足は歩きやすかったのかもしれません。 海にいる ダンゴムシの仲間にフナムシという生き物もいます。またザリガニ やカニも ダンゴムシに近い仲間でもあります 色々な生き物と比べて同じ特徴を探してみましょう。

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