質問コーナー
生きもの展示室の「質問コーナー」にお寄せいただいた
皆様からの生きものについての?をお答えします。

何でチョウはいろいろな色があるんですか?
住んでいる場所や季節によって色が違ったりすることもあります。
種類によって、好む色も違っていたります。
生存競争の中で、いろいろな条件から、いまのチョウチョたちの色になっていきました。
もうひとつ、一枚の羽をとっても、いろんな色があります。
それは鱗粉が光を反射するときに微妙な角度の違いによって、色が変わるからです。
そのことを「構造色」と言います。
身近な物だと、CDの裏面が構造色です。
昆虫でいうとタマムシも同じように構造色でいろんな色に光っています。
チョウチョのはねはなぜ4枚なの?
チョウチョだけでなく、羽が四枚の昆虫たくさんいます。
トンボもそうですし、カブトムシも四枚です。
顔のほうについている羽と、お尻のほうについている羽で使い方が違います。
方向やバランス、速度など、四枚の羽をうまく使い分けているようです。
これは羽のうごきをスローモーションでみないとわかりません。
ときどきテレビで昆虫の飛ぶ様子をスローモーションで見れるものもあります。
Youtubeでも見れるかもしれません。四枚の羽の動きがどうなっているのか
それを見て、羽がどう役割分担しているのかを考えてみるのも面白いですね。
チョウチョは何で光らない?
「光る」というのはどういうことを言いますか?
ライトのように発光しているものは、ホタルのように光っていますね。
それは、夜の暗いときに行動する生きものだからです。
では、道路標識はどうでしょうか。灯りを充てると周りより明るく光っているように見えますね。
そういう意味では、チョウチョの羽根の鱗粉は光を反射しますので、光っていると言えるかもしれません。
チョウチョは昼間に行動する昆虫ですから、ホタルのように自分から光る必要もありません。
周りが明るいので、その光を利用して、キラキラしています。
マミズクラゲは刺しますか?
クラゲは刺胞動物といって、触手に針を持っています。
マミズクラゲも同様に針を持っているはずです。それを使ってプランクトンを捕食しています。
刺すかどうかは、針の有無ではなく、針に含まれる毒性が強いかどうかです。
マミズクラゲの毒性は非常に弱くて、人間には無害です。
刺すか刺さないか・・・でいれば、触手に触れれば針は刺さりますので、刺します。
でもその影響はほぼないので、刺されたことにも気づかない程度でしょう
金魚はただのバケツでも飼えますか?
飼うことはできます。
空気を入れて、水換えをしてあげれば、バケツでも大丈夫です。
でも、バケツにはいったままでいると、人のほうが興味を失って、世話をしなくなることが多いです。
きちんと水槽などに入れて、観察しながら飼うことをおすすめします。
進化をしていない動物はいるのですか?
いないとしたら、なぜ進化しないのですか?
「進化」というのはなにを意味しているでしょうか。
進化していない動物というのは、現代ではいないと言えると思います。それは、地球が誕生してから、まったく変化していない場所・環境というのはないからです。
環境が変化している以上、それに適用するための進化は起こっています。
また、進化することというのは、生きものの意思で起こる事ではありません。長い年月をかけて、生まれては死ぬ。ということを繰り返しながら、その環境に適したものが生き残ってきた結果を進化といいます。
一方で、むかしからあまり変化のない生物もいます。
シーラカンスなどはその代表かもしれません。
そうした生きものでも、昔の特徴を残している部分が多いだけで、進化はしています。
進化の反対語に言われてしまう「退化」ということもありますが、
退化は進化の逆ではなく、進化の一部です。
不要になった身体の一部分がなくなったり機能を失うことを退化といいます。それは進化の過程で要らなくなったから起こった変化です。
また、進化というと、ポケモンですね。
ポケモンの進化は、生きものの世界でいうと、進化とはいいません。
脱皮・変態に近いです。
夜行性とそうでない生き物がいるのはなんでですか。
そして、夜行性とそうでない生き物の違いは何ですか。
夜行性の生きものがいるのは、夜に適した行動が得意な生きものたちです。日中の生きものたちと行動時間を変えることで、食べものを得やすかったり、外敵から隠れやすかったりします。
夜行性の生きものの特徴としては、眼が大きく暗闇でも見える眼をもっているものが多いです。
ただ、眼の小さい夜行性の生きものもいます。それはコウモリです。
コウモリは眼の代わりに超音波を使って耳でものを見ているので、耳が大きいです。
さまざまな工夫で生きていることがわかりますね。
エイの生態はどうなっているのですか?
エイはとても面白い形ですね。
エイは実はサメの仲間です。
平べったくなることで、海の底に生きている生きものを捕食しています。
平べったい身体は影をつくり、じっとしていると、そこが隠れ家だと思ってエイの下に隠れようとする魚もでてきます。
そうしたら、食べられます。
なんでチョウチョのはねの色はきれいなの?
チョウチョは、羽をキレイにして目立たせることで、「自分はこんなに目立っているのに、敵にも食べられず、強いんだぞ!」というアピールのために、キレイだと言われています。
ただ、自分が観察していると別のことを考えています。これは個人の意見なのですが、「キラキラ飛ぶことで、外敵を惑わしている」のではないかということです。
チョウチョって、ふわふわ飛びますよね。
上にいったり下にいったり、きらきらしていて、ふわふわしていると、動きを予測して狙っているところにチョウチョがいないってことがよくあるんです。
なので、外敵に目立たせるということと同時に、実は逃げやすい ということが言えるのではないかな って考えています。
どうしてチョウチンアンコウなど深海にいるんですか?
地球上のどこにでも生きものがいるように、深海で暮らしている生きものがいます。そうした生きものは、長い時間をかけて、少しづつ深海の環境に適用していきました。
どうして?と聞かれると、きっとこう答えると思います。
「そこにスペース(空間)があったから」
そして、いま深海に住んでいる生きものたちはきっとこう思っていることでしょう。
どうして人間など、陸にいるんだろう?
一番高いトカゲは何円?
トカゲなどの生きものの値段ってどうやってつけているのでしょうか
大きさ、人気、かっこいい、かわいい、珍しい、貴重
など、さまざまな要因がありますね。
高額なトカゲでは、180万円ほどの価格で販売されているものもいるようです。
また、野生では絶滅が心配されて、ペットとしては販売が許可されていないような種類はものすごく高額になるケースもあります。
正しく販売されていないような場合は購入してはいけません。
なんで「はち」は針を持っているの?
なんで空を飛ぶの?
ハチの針は、元々は産卵管です。
ハチは外敵から家族を守るために、働きバチの産卵管を毒針に進化させました。
なので、働きバチは全部女の子なのです。
オスは針を持っていません。
ハチは、大きな巣(家族)の食べ物を取ってこなければなりません。
そのため、蜜や虫を広い範囲で効率よく捕るために、遠くへ行く必要があるためですね。
クワガタ虫はたくさんの種類がいるのに、なぜカブトムシは1種類なのでしょうか?
「カブトムシ」という名前がついているのは、一般的なカブトムシは「ヤマトカブトムシ」です。ほかにも「サイカブト」「コカブト」などいくつか種類はいなくもありません。
ただ、実際は「クワガタムシ」に相当する種類は「コガネムシ」が正しく、カブトムシはコガネムシの一種と考えると、クワガタムシ同様に多様な種類がいます。
水カマキリは、どういうところにいるのですか?かえるんですか?教えてください。
タイコウチなどと近い環境にいます。
田んぼや池のような水が溜まっている場所で、
農薬などもあまり使われていないところにいることが多いです。
飼育もできます。エサは小さな魚(メダカなど)やオタマジャクシなどです。
ミズカマキリは、カメムシに近い仲間ですので、空を飛ぶことができます。
水槽にいれておいてもフタをしておかないと、どこかに行ってしまいますよ。
一番大きい生物は何メートル?
世界で一番大きい生物は「オニナラタケ」という菌類であるキノコの一種です。
哺乳類の中で一番大きいのは「シロナガスクジラ」です。
上野の国立博物館に「シロナガスクジラ」の標本がありますので見に行ってみてはいかがでしょう?
ザリガニ釣りをしたいのですが、企画してもらえないでしょうか?
また企画することがあると思います。ただし、アメリカザリガニは「条件付き特例外来種」に指定されており、取り扱いに注意が必要です。
企画以降もどのようにしていくか、計画的な捕獲・飼育・処分をしていくことが望まれます。
ヤモリっておしりがあるんですか?
しっぽのつけねの部分におしりの穴があります。そこからうんち・おしっこを出したり、メスであれば卵を産んだりします。この穴の下に2つのふくらみがあり、そのふくらみが大きいのがオス小さいのがメスになっています。
どことなくオフロっぽいのはなぜですか?
以前は 高齢者の方が利用していた「お風呂」でした。
隣にある清掃工場ででた余熱を利用して温めていました。が、清掃工場が稼働を休止したので
「生きもの展示室」として生まれ変わりました。
アカミミガメは販売・購入できませんか?
2023年6月1日から「条件付特定外来生物」になり販売・購入はできません。
今家で飼っているアカミミガメは、ひきつづき飼うことはできますが、外に逃がすことは禁止されています。
飼い続けるのがむずかしくなったら、ともだちや団体にゆずるようにしてください
いえのメダカはすぐに死んでしまいます。どうしたら上手に飼えますか。
どのような水槽で飼っていますか?
最初は大きめの水槽で飼育するとよいですよ。
小さくてもいいので、ろ過機を設置して水をきれいにしましょう。
ぶくぶくも強すぎると水の流れに疲れてしまって死んでしまいます。
水草も入れておくと隠れ家になったり産卵の場所になるので
マツモなどの水草をいれてあげましょう。
あと、一緒に入れてもいい魚とそうでない魚がいます。
他の魚とは一緒にしないようにするといいでしょう。
なんで「つのだし」は背中にツノみたいなのがあるんですか。
「ツノダシ」のせなかにある「つの」のようなものはせびれです。せびれには泳いでいるときの、回転防止や方向を変えやすくするはたらきがあるため、せびれが長い「つのだし」はおよぐのがじょうずです。
なんでカメとスッポンは、にてるの?
生物が進化していくとき1つの祖先から分かれて、たくさんの種類の生物が存在するようになりました。カメとスッポンはわかれるのがおそく、とても近い種類の動物で両方とも「は虫綱カメ目」のなかまです。
かぶとむしは何年生きますか?
だいたい1年くらい生きます。 その中でほとんどを幼虫で過ごし、みんなが知っている黒くってテカテカした成虫でいるのは夏の間だけで、長くて三ヶ月短くて1ヶ月です。
この辺り(八王子)でオオムラサキが見られそうな場所はありますか?
子供と見に行けるような(危なくなさそうな)ところがあるとよいのですが・・・
オオムラサキは植生の豊かな雑木林で見ることが出来ます。
特にコナラ、クヌギのような樹液のでるような木と、幼虫が食べるエノキがないといけません。
八王子市内でもそうした雑木林はあります。
ただ、オオムラサキを見つけるのはとても運が良くないと難しいでしょう。
雑木林や里山のある公園で探してみてください。
魚はなんで魚って名前なんですか。
もともと「酒菜」(酒:おさけ 菜:食べ物)と書き「お酒のつまみ」という意味でした。
お酒のつまみに魚肉がおおく使われたため、魚肉を「さかな」と呼ぶようになりました。
魚類の多くを「いを」と言っていましたが、「いを」→「うを」→「うお 魚」の順に変わりました。
ねこは何で目が光るんですか?
ねこの目は「タぺタム」という人間にはない層を持っていて、この層が光を反射しているので光って見えます。ねこの目には暗い場所で光を感じる細胞が、人間の約6倍多いため暗い場所でも周囲を見ることができます。
亀のこうらはどれくらいの重さまでたえられますか?
カメの種類や大きさによって違います。
ゾウガメの大人などは、100kgの人間が乗っても耐えられるそうです。
スッポンは甲羅がそこまで丈夫ではないですが、平べったい甲羅は泥にもぐったり狭い隙間に入りこむのに有効ですね。
一般的なカメは、お椀状の甲羅ですが、それが上からの圧力を分散させる構造になっています。ただ、前後からの圧力には弱いです。
ジンベイザメは何で大きいのですか?
体の大きさは体温に大きく関係しています。海で生活している生き物は海水の温度に影響を受けます。ジンベイザメはプランクトンを食べるために深海まで行きます。深海は海水温がとても低いので体温を保つために体を大きくしました。体が大きいほどたくわえられる熱の量も多くなります。また一日のほとんどを日光があたるところで過ごして熱をたくわえています。
すっぽんはみどり色のイメージがあるけど、なぜ黄色なんですか。
少し前に「なんですっぽんは黄色なの?」という質問ももらいました。
みんな黄色いすっぽんの金ちゃん(と言う名前です)を不思議に思うんですね。
普通のすっぽんは黒いよ!
金ちゃんの右隣にいる子は普通のすっぽんです。
金色のすっぽんは突然変異したものがペット用に品種改良されたものなんです。
魚はなぜ生息しているのか。
世界中にたくさんの種類の生きものが暮らしていますが、それぞれ森や草むら、空の上や地面の中、海や川など色々な場所・環境で暮らしいます。
そんな中、水の中で暮らすことに特化したのが魚です。
最初の魚は、4~5億年前に海の中で誕生したと言われています。そこから世界中の海、川、池などに広がっていきました。
一部の魚は、陸の上にも上がっていき、両生類へと進化しました。
両生類から爬虫類、哺乳類へと進化していったため、私たち人間も実は魚の子孫なのです。
一言に水の中と言っても、深い海の底から浅い田んぼや水たまり、流れの早い川から流れの無い池まで、いろいろな環境があります。
それぞれの環境で暮らしていくために、魚も種類によっていろいろな体の形をしています。
ぜひ水槽の中にいる魚たちを観察してみて、なんでそんな形をしているのか考えてみてください!
浅川でザリガニを取りたいのですが、コツやいっぱいいる場所を教えてください。
「コツ」はアミなどの入れ物をかまえたまま、石や落ち葉がたまっている所を足でかき出すといいと思います! 石や葉っぱにかくれていたザリガニがでてきて、そのままあみに入ってくれるかも? 川の中では、かくれがになるものがたくさんありそうなところにいっぱいいるとおもいます!
追記
ザリガニは流れが緩やかで、膝くらいまでの深さで、川の本流よりもワンドになっているところによくいます。
よく見ると底を歩いているのも見つけられるけれど、隠れている場合が多いので、岸辺の草が生えているところを底の土や砂利ごとガサガサやると採りやすいです。場所は市役所の前やあったかホールの電車が通る下あたりでよく採れます。あと夜の水辺にもいっぱいいます。釣る場合は、スルメや煮干しをエサにすると釣りやすいです。家に持って帰ったらちゃんと死ぬまで大切に飼ってあげましょう。
釣りあげられなくても、貪欲だから、何度もつかんでくるので、あきらめないでね。
1階の展示のはく製で長い黄色の動物は何でしょうか?いたち?てん?
質問者さんと同世代の受付スタッフが、記憶とネットを辿ってお答えします。
おそらくテンの毛皮のマフラーだと思われます。
ネットで調べたところ、イタチとテンは毛の色などが異なり、イタチは茶褐色や黄褐色の毛皮で、目の周りが黒色、口の周りだけ白色という見た目です。
テンは夏と冬で見た目が変化するそうです。 夏の時期は体が黄褐色で顔が黒色、冬の時期は体が明るい黄色で顔が白色だそうなので、あったかホール1階の毛皮のマフラーは、冬毛のテンではないでしょうか。
私のこども時代(昭和40年代、笑)、成人式など和装の時に、頭も尻尾もついてるキツネやテンなどの毛皮のマフラーをつけた人を見かけました。その時代はそれが最高級だったように思います。
顎がクリップになっていて、胴をかませるようにして留めるもので、子ども心に「ちょっと怖い」と感じたものです。
今なら欧米のいくつかの都市で毛皮を身に着けていたら、バッシングに合うでしょうか?
時代(トレンド)は変わりますね。身の回りのファッションや食べ物など、時には見直してみる必要があるかもしれません。
一本づりをする魚としない魚は何が違うのですか?
一本釣りは、群れをつくらない魚を釣る際に有効な漁の手段です。
または、漁を行う場所や条件によって一本釣りの方がいい場合に行われます。
それは、網などでは漁が行うことができない、深い場所、流れの早い場所、邪魔が多い岩場やサンゴ礁の入り組んだ場所などです。
金魚を飼っています。 お菓子や「おふ」を食べますか?
「おふ」は、グルテンというものを加工した食品です。グルテンはもともとは小麦から作られていますので、「おふ」も小麦を加工したものですね。
金魚は、エビや小さな虫のほか、苔や藻も食べる雑食です。
池では、パンも食べますね。パンは麦ですから、おふに近いものでもあります。
つまり、、、食べます
カニになんでハサミがついてるの?
餌を捕まえたりすることにとても便利だからですね。
種類にもよりますが、泥をすくって泥の中の食べ物を探したり、
穴を掘るのにも使っています。
いろいろな使い方をするのに、ハサミが便利だったんですね。
ハサミをどう使っているかよく観察してみると面白いかもしれません。
どのようにして生きものは誕生したんですか?
45億年前に地球が誕生してから、生命が生まれたのは35億年前と言われています。
その頃の地球は全体を海でおおわれていました。
海の中にはいろいろな物質が溶けていて、それらが結びつくことで最初の生命が生まれたといわれています。
それはウイルスやバクテリアです。
ウイルスやバクテリアができるために必要だったのは地球に海があったことです。
もし少しでも地球が太陽に近かったり、遠かったりしたら、海がなくって生命は誕生できなかったかもしれません。いろいろな偶然が生み出した奇跡が生命の誕生です。
なんですっぽんは黄色なの?
普通のすっぽんは黒いよ!
金色のすっぽんは突然変異したものをペット用に品種改良されたものです。
どうして性別は1:1なんですか?
確かに多くの動物はオス・メスの割合は1:1になることが多いです。
これはオスが多くなったりメスが多くなったりしながらバランスがとられていった結果です。ただ生物によっては様々でもあります。
ハチやアリは多くはメスです。
また人間界オスとメスの間があるようです。
一番高いメダカは何円?
過去最高のメダカを調べてみたら250万円でした。
「悪魔メダカ」と呼ばれ目の色が変わるそうですよ。
メダカにラメの柄の種類がいるのはどうしてですか?
品種(ひんしゅ)といってそうした特徴を持ったメダカがたまたま生まれてきた時に
その特徴のメダカだけを増やした結果です。
コイや金魚の色や模様も同じですよ。
イモリは最高で何年生きますか?
アカハライモリはけっこう長生きで最長では25年生きた例があるそうです。
ただ野生では4~10年くらいではないかと思います。
次は昆虫を見せてください。
がってんしょうちしました。
昆虫は展示する予定ですが、今回のオープニングでは、飼育環境の整備が追い付きませんでした。
今後は徐々に昆虫も増やしていきたいです。
八王子でアマガエルが見られる場所はどこですか。
アマガエルは飼えますか?
水辺のある公園や川の近くの田んぼ、畑などで見つけられますよ。
バッタやハエなど、生きて動いている昆虫が主食です。
餌を用意できれば飼うことはそれほど大変ではないありません。
アマガエルがどういうところに住んでいるのか、なにを食べるのか、
など良く調べて、どうしたら飼えるのかを考えてみましょう
ひとではなぜ星形なのですか?
ヒトデは海の底でじっとしていますね。歩く速度もとても遅いです。
ヒトデに近いウニや、ナマコもじつは五角形の形状を持っています。
星型になったのはいろいろな説があるのですが、大きな理由は2つあるとされています。
1)いろいろな流れが変わる海の中では、5つ足があることで、どんな方向の流れにも対応することができる。これは海の流れだけでなく、外敵から襲われる方向だったり、エサにありつける方向だったりも同じで、いろいろな方向に対応するために、5本足というはとても効率的です。
2)形をつくる上でとても効率的。丈夫で隙間がなく材料費もかからなくなります。サッカーボールも5角形がありますね。
成長の過程や環境の中で、5角形や5つ足というのはとても効果的だったようです。
ザリガニに、どうしてハサミの大きさがちがうザリガニがいるんですか。
みんな、ひとりひとり手の大きさが違うように、ザリガニも1匹ずつハサミの大きさが違います。
右と左で大きさが違うザリガニがいるのは、ザリガニはケンカした時に、相手のハサミをとってしまうことがあります。ハサミをとられたザリガニは、脱皮をすると新しいハサミが生えてきます。生えてきたばかりのハサミはまだ小さいので、ハサミの大きさに違いができます。
赤身魚と白身魚は、どうして身の色が違うのですか?
赤身、白身と呼ばれるのは、筋肉が赤いか白いかです。
赤身の魚は、マグロなど
白身の魚は、ヒラメなど
が代表的ですが、色は筋肉の運動量によって決まってくるそうです。
マグロは泳ぎながら寝ると言われるほど、運動量の多い魚です。
体内に効率よく酸素を送るためにヘモグロビンの量も多く、そのため、筋肉も赤い色素が多くなり、赤身となります。
逆に、海底でじっと動かないヒラメなどは、運動量が多くないため、
色素もつかず、白身となります。
魚を食べるとき、その色から、行動を想像するのもおもしろいかもしれませんね。
最近、高知県に行き、「カツオのたたき」を食べました。
どうして高知はカツオが有名なのですか?
カツオは、熱帯・温帯の暖かい海域に広く分布しています。日本には春ころ黒潮に乗って北上し、秋から冬にかけて南下していきます。
日本の周辺の海域が暖かくなることが旬ということですね。
黒潮の流れを見ると、高知県はとてもいい位置で黒潮が流れてきます。
北上してきたばかりの一番元気のいいカツオがとれるのが高知県なのですね。
めだかはどうして小さいのですか?
大きい魚から食べられないように隠れる時に、小さい方が隠れやすいからです。
メダカは小さいから、みんなからかわいがられているのかもしれませんね。
かえるはどうじてげろげろ鳴くの?
カエルどうしの会話や、好きな相手に話しかけています。
種類によって「げろげろ」や「げこげこ」など鳴き声が違って、仲間を見つけられるようになっています。
ジンベイザメは、どうして人気者なんですか。すごいかっこいいです。
ジンベイザメの人気はやはりその大きさ、そしておっとりとした顔、ゆっくり・どうどうとした動き、ではないでしょうか
すごくかっこいいですよね。
どうしてネコザメはあまり動かないのですか?
ネコザメは、海の底や砂の中にいる生きものを食べています。
じっと動かないことで、そうした生きものが近くにやってくるのを待っているんですね。
虫をたべるとしたら何がおいしいですか。
昆虫食はいま注目をあつめていますが、日本では昔から食べる文化がありました。
よく食用になっているのは、イナゴや蜂の幼虫で、とてもおいしいです。
それらは、調理方法にもよります。
また、個人的においしいと思うのは、セミとカミキリムシの幼虫です。
セミはエビのような味がしますし、カミキリムシの幼虫は甘栗のような味です。
スッポンは何を食べますか?
魚やザリガニ、エビなどを食べています。
泥の中に隠れて、顔だけを出して狙っている様子も見られますよ
どじょうはなにを食べますか?
雑食性で藻や水草も食べることがあるのですが、赤ムシやボウフラ、プランクトンなどを主に食べていますよ。
特に泥の中に隠れている小さいものを食べています。
コバンザメはなんでこばんがあるの?
コバンと呼ばれている部分は、頭についています。
コバンのような模様をしていますが、吸盤になっていて、
これで、大きな魚に貼りつくことが出来るんですね。
大きな魚に貼りつくことで、外敵から守られるようになり、
また、エサのおこぼれもいただいたりしています。
ここには生きものは何種類いますか?
いまはだいたい40種くらいです。
魚や水辺の生きものが中心ですが、今後はトカゲや昆虫なども展示できたらと構想をしています。
またビオトープには外からいろいろな生きものがこれるような場所にしたいと思いますので、ぜひ手伝ってください。
どうしてサメのせなかはザラザラなんですか?
サメの肌は、魚のようにウロコで覆われています。そのウロコが、とても固く牙のような形をしているので、ざらざらに感じます。
まるで歯のような形をしているんですよ。
それを楯鱗(じゅんりん)をいい、サメやエイの独特の特徴でもあります。
そのウロコは一定方向を向いているので、
お尻方向から頭にかけてはザラザラと感じますが、
頭からお尻方向にはつるつると感じると思います。
カワムツはどうじて泳ぐのが速いんですか?
カワムツのような魚の身体をよく見てみましょう。
平たくて、流線形という形をしていますね。
そして、身体の表面にはぬるっとした粘液もあります。
それらが、水の抵抗を減らすことで、とても早く動けます。
魚は、水の中で生きるのに、とても効率の良い形に進化したのです。
サメは、どうして人を食べてしまうんですか?
サメはいろいろな生きものを食べています。
普段は魚やアザラシなどを食べています。
人がサメに襲われてしまうことはありますが、
サメは人だけを狙っているわけでないですし、人を好んで食べるサメもいません。
たまたまそこに人がいたから、ほかの生きものと同じに襲われてしまうことがあります。
海では、サメが目撃、生息している海では、立ち入り禁止になったり、注意喚起がでていますので、そうした情報に注意しましょう。
ざりがにには、はさみが切れたら、またはえてきますか。
ザリガニやカニは、はさみや足が取れてしまうことがあります。
それは、魚から身を守る手段でもあります。
取れてしまった手足は脱皮すると新しい手足が生えてきますよ
楽しい展示ありがとうございます。 犬吠埼の海岸で大量にうごめく虫がいたのですが、何の虫かわかりますか?
恐らくですが、フナムシだと思います。
フナムシで調べてみてくださいね。
メダカは大きいサイズで、最高何㎝ですか。
メダカは通常3cmくらいまでですが、大きいものだと5cmほどになったことがあるそうです。
また、海外のメダカの種類によっては15~19cmになるメダカの種類もいるそうですよ。
サメの中で、赤ちゃんを産む数が一番多いサメは何ですか。
サメの繁殖については、まだまだ謎が多いです。
サメには、卵を産む種類(卵生)と、子どもを産む種類(卵胎生)がいます。
赤ちゃんを産む場合は、卵胎生と呼ばれますが、これまでに確認されているのは、一度に数匹という記録があり、多くても14~16匹ではないかと言われています。
ネコザメは、卵生で、卵を産みますが、これもだいたい12~15個ほどだそうです。
大きな子どもを産むことで、生存率を高めているのだと言われています。
しらべてみると、だいたいのサメは同じくらいの数でした。
ちなみに、ジンベイザメについては、おそらく卵胎生だろう ということしかわかっていなくて、確実なことは確認されていないようですが、
お腹の中に、300匹の子どもがいることを確認された事例はあります。
ちゃんと生きて生まれる数は不明です。もし300匹の赤ちゃんが生きて産まれるなら、
答えはジンベイザメになりますね。
ちなみに、チョウザメの卵をキャビアといって、高級食材ですが、そもそもチョウザメはサメではないです。
メガマウスザメは、人の何倍になりますか。
メガマウスザメは、確認されているもので、7Mにもなります。
人の身長を160㎝とすると、約4~5倍ほどの大きさです。
メガマウスという名前のように、とっても大きな口を持っているサメですが、
食べるのはプランクトン(オキアミ)で、歯はとても小さいです
人の場合心臓は毎日何回なっていますか?
ヒト(成人男性)の心臓は、1日に約10万回も動いてます。
心臓が1回の鼓動(こどう=ドクドク)で送る血液は約70㏄(シーシー)と言われているので、
一日に7トン(70㏄×10万回)もの血液を送り出していることになります。
心臓はものすごく働いてくれていますね。
ちなみにヒトの全身の血管の長さは、成人男性で約10万キロメートル、地球をおよそ2週半もできる長さです。
いきもののすみかを守るためには何をしたらよいですか?
すぐに行動できることとしています。 生き物の住処に落ちているゴミを拾うことがあると思います。 また 日頃から ポイ捨てをしない 分別をするといった すみかを汚さないようにするための行動を取ることも有効です 。正しい知識をつけることがすみかを守ることにつながるため、 本や インターネットを使って日頃から生き物について知識をつけると役立つと思います。
めだかは大きくなっても小さいままですか?
メダカは卵から孵化(ふか)したときは、だいたい1mmくらいの大きさで、とても小さいですね。成長すると、だいたい3cmくらいまで大きくなりますが、それ以上は大きくなりません。
ここの生き物はどこでつかまえたんですか?
多くは八王子市内の川で捕まえられたものですよ。
一部(タガメなど)は、茨城県で採集されたものもいます。
赤ちゃんカナヘビは毎日何回ごはんをあげますか?
トカゲなどのは虫類はごはんをあげすぎると病気になってしまいます。
飼育であげるのは、2~3日に1回程度です。まだ小さい赤ちゃんの場合は、小さい昆虫を1日1回あげるとよいでしょう。
生き物の住処は特にどこにありますか?
生きものがまったくいないと思われていた深海にも、実はたくさんの生きものが生息していました。
火山のような厳しい環境でも、その環境にだけ生きている生きものもいて、それは微生物だったりもします。火山の場合は火山にしか生きることができないコオロギがいます。
生きものはこれまでの永い永い時間の中でいろいろなところに住めるように進化していて、地球上のどこにでも、なにかしらの生きものが棲んでいます。
どじょうはなぜつるっとすべるのですか?
魚もつるっと滑りますが ドジョウはさらに滑りますね。 魚がつるっと滑るのは水の中で早く泳ぐために体の表面がツルッとなるような粘液を出しているからです。ドジョウは何で魚よりもっと つるっとしているかと言うと、ドジョウの生活を見ていると ヒントがあります。 ドジョウは魚よりも 皮の底や石の隙間に入ったり、 砂に潜ったりしています。 そのため 普通の魚よりも体の傷 体が傷つきやすいのです それを防ぐために普通の魚よりも 粘液を出して つるっと 滑るようになっています。
ザリガニはなんではさみでえさをとるの?
みんなは何でご飯を食べますか? お箸?スプーン?ザリガニのはさみはみんなの手のようなもので手で色々なものをつかめるように、ザリガニもハサミで色々なものがつかめるよ よく見ると大きなハサミだけじゃなくて いっぱいいる足にも小さなハサミがあって 足を使って餌を取っているよ。
サメは何を食べるの?
サメは大きな種類から小さい種類までいますが、 多くは肉食です。 ホオジロザメのようなサメは アザラシなどの大型の動物を食べることもあります。 20日まで生き物展示室にいるネコザメはおとなしくてウニや サザエ カニなどを食べています。 世界一大きなサメ「 ジンベイザメ」はその大きさのイメージとは違って、 とても おとなしい サメです。 ジンベイザメは大きな口でオキアミというエビの仲間やプランクトンを食べていますよ。
人間は自然を壊していながら自然を守ろうのようなことを言っていますが本当に自然を守りたいなら最初から自然を破壊しなければ いいわけであまりに身勝手な生き物だなと思うんですけどどうですか?
本当にその通りですね。 これまで人間は身勝手に開発をして自然を壊してきました 。だからこそ今自然の大切さに気づくことができました。 開発も人々が豊かに暮らすためでした 。これからは 人が豊かに暮らしながら自然も大切にできるようにならなければなりません 。そのために僕たち私たちは何ができるでしょうか 一緒に考えていきましょう.。
二ホントカゲは何を食べるのですか?
二ホンカナヘビは落ち葉や 草むらにいる小さい虫を食べているよ。 バッタや コオロギのような昆虫から、大きくなったら カミキリキリや ダンゴムシ などですね。 草は食べません。 カナヘビ も同じです 日本トカゲ や カナヘビが好きな草むらが最近まで最近では減ってしまっています 。また猫に食べられてしまうこともあって トカゲの数が減ってしまっています。 とても心配です。
質問です ウツボは何を食べて生活しますか?
ここにいない 生き物にまで質問が来て嬉しいです。 とても興味があるんですね。 ウツボは大きな肉食の魚です。 魚や カニなども食べてしまいます。 タコにとってはウツボは一番の点滴です。ヘビのような大きな口でがぶり! 丸呑みです!
イカは何を食べるんですか?
イカの食べ物を以下に書きます。
・さかな
イカは足がたくさんありますね。 それとは別に素早い魚を捕まえるための触手を持っていてすごいスピードで魚を捕まえます。 口は足元にあって くちばし と呼ばれるほど 鋭い歯を持っています。
ダンゴムシは足が14本あるのはなぜ ?
ダンゴムシの足はなぜあんなにたくさんあるのでしょうか。 それは先祖を考えると分かってくるかもしれません。 ダンゴムシの先祖はなんと三葉虫(さんようちゅう)まで遡れます。 ダンゴムシは昔は海の生き物だったんですね。 海の中や 波打ち際のゴツゴツしたところでたくさんの足は歩きやすかったのかもしれません。 海にいる ダンゴムシの仲間にフナムシという生き物もいます。またザリガニ やカニも ダンゴムシに近い仲間でもあります 色々な生き物と比べて同じ特徴を探してみましょう。
スナゴマツカ 、キタドジョウについて知りたいです
スナゴカマツカ もキタドジョウも近年「種」として認識されましたね。 今後 研究が進むといろいろなことがわかってくると思います。 どんなことが知りたいですか?
ザリガニは何を食べるんですか?
ザリガニは肉食と言われていますが、何でも食べてしまいます。お 魚や エビをたくさん食べてしまいます。
湧き水にいる サワガニを開発時 移動させて良いですか?
生き物の移動は現在おすすめできません。 もし 近くに 同じような環境があればそこにも サワガニはいるはずです。 開発により いなくなってしまうことはとても悲しいことですが、良かれと思って移動させてしまうと、 移動先の生態系を壊してしまうことになります。
なんでエビはハサミがあるの?
水草に捕まったり 餌を捕まえたりするよ。 エビをよく見て ハサミをどう使っているか見てみましょう。
ウナギは川にいるイメージでしたが、 よく食べるシラスはウナギの稚魚とも聞きました 。ウナギは海でも生まれているのでしょうか?
よく食べるシラスはうなぎではありません 。うなぎの稚魚をシラスウナギ と呼びますが、シラスとは別種です。 正確には うなぎ を含む いろいろな魚の稚魚です。 うなぎは川にいるイメージですが、実は海で散乱します。 うなぎの産卵場所は長年 謎でした そのため 養殖もとても難しいです 。
スッポンの金ちゃんの水槽にちりとりが入ってるのは何でしょう ?
市の方で飼育されている時から入れているようです。 管理用と思いますが 金ちゃんも隠れ家として気に入ってるようで、 そのままにしています。
なぜ生き物はいるんですか (爬虫類 両生類魚類)
生き物がいる理由は特にないかもしれません。 ただ 宇宙にはまだ地球にしか生き物は確認されていません。 長い時間をかけて地球にはたくさんの生き物が住めるようになりました。 これは地球の奇跡とも言えるのではないかと思います。
生き物を触れる コーナーにいる ネコザメのおとなしいのはなぜですか ?
ネコザメは普段から砂の中の生き物を食べています。 そのためには海の底でじっとしておく必要があります。 そんな生活をしていたらおとなしくなってしまいました。
八王子空襲の後どのくらいの生き物が生き残ったのかなどの調査はありましたか? 結果も知りたいです。
八王子空襲の後、どの位の生物が生き残ったのか等の調査」についてはありません。
ただ、戦争の前と後で行われている調査や記録で比較するしかないと思われます。
また、空襲の場合は、山林ではなく市街地や軍事施設にダメージを与えることが目的ですので、自然環境への直接的な破壊はそう大きくないのではないかと考えられます。
戦争は地球環境に大きなダメージを与えていることも事実です。イラク戦争では環境評価面においても深刻な被害をもたらしたという結果もでています。
一方で、軍隊や軍事施設については、生物多様性面において保全の役割を果たしている面もあります。民間が立ち入ることができないので、乱獲や開発(環境産業、市街地化、農地化)がされないためです。
また、軍の任務に生物多様性保護が位置付けられている例もあり、国防の一環としても生物多様性は重要性をましているといいます。
沖縄の米軍基地は現在移設で問題となっていますが、米軍基地がなければ、ホテルなどの観光産業による環境破壊が先に行われてきたことでしょう。
平和を思うとき、私たちはいろいろなことを考えなければなりません。